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月別アーカイブ: 2026年2月

Dマイルスのよもやま話~12~

皆さんこんにちは

株式会社Dマイルスの更新担当の中西です

近隣クレームを防ぐ“実務”──BtoB解体で求められる説明・養生・連絡体制 ️️

解体工事でいちばん避けたいのが、近隣クレーム → 工事停止です。
BtoB現場では、止まった瞬間に…

  • 元請け様の信用ダメージ

  • 施主様対応の増加

  • 後工程の手配崩れ

  • 追加コストの連鎖

が一気に起きます。
だから当社では、近隣対応を「気合い」ではなく、工程として設計します。
“技術”と同じくらい、説明・養生・連絡体制が品質です。


よくあるクレームは3種類(=対策も3本柱)⚠️

近隣トラブルの多くは、この3つに集約されます。

1)騒音(重機音・ガラ積込・トラック・金属音)
2)振動(基礎撤去・コンクリ破砕・転圧)
3)粉じん(木くず・土埃・ガラの舞い上がり)️

正直に言うと、この3つはゼロにはできません
大事なのは、
抑える工夫
起きた時の即対応
“飛び火”させない体制
ここです。


1)着工前の近隣案内は「挨拶」じゃなく“安心材料”を渡す

「挨拶に行きました」だけでは足りないケースが増えています。
近隣の方が求めるのは、**“何が起きるか”と“困った時の逃げ道”**です。

✅案内で必ず伝えるべき内容(ここが命)

  • 工期作業時間(特に朝の開始時刻)⏰

  • 音・振動が大きい工程の目安(いつ/どれくらい)

  • 連絡先(現場責任者の携帯)

  • トラック出入りルートと誘導の有無

  • 粉じん対策(散水・シート・搬出時の対策)️

  • 緊急時の対応方針(すぐ止める/確認する等)

ポイント:連絡先が曖昧だと“飛び火”します

連絡先が無い・繋がらない・誰かわからない…
この状態だと、クレームが
役所
警察
元請け本社
へ飛びやすいです。
一度飛び火すると、収束まで時間がかかります。

だから当社は、**「困ったらこの番号へ」**を明確にし、
“まず現場で止めて調整できる”状態を作ります。


2)養生は「足りない」より「やりすぎ」くらいが安全 ️

養生はコストがかかります。
でも、クレーム停止のコストに比べたら、養生は安いです。これは本当です。

✅養生レベルを上げるべき現場(優先度高)

  • 隣家との距離が近い(近接・三方近接)

  • 交通量が多い(通学路・幹線道路)

  • 砂ぼこりが立ちやすい(更地・乾いた土)️

  • 店舗・施設・医療機関が近い

  • 施主様の要望でクレームNG(絶対止められない)

✅よく使う対策の組み合わせ(現場条件で変える)

  • 防音パネル/防音シート(音を“外へ出さない”)

  • 養生シート二重隙間処理(粉じん漏れを減らす)

  • 散水の頻度設計(時間で決める、風で変える)

  • 集じん機カッター使用(粉じん発生を減らす)

  • 搬出時のシート掛け荷台の飛散対策

  • 道路清掃(ここをやらないと一気に印象が悪くなる)

地味だけど効く:搬出が“粉じんのピーク”になりやすい

解体中より、意外と積込〜搬出時が舞い上がります。
ここで
✅ 散水 → ✅ シート → ✅ 清掃
をセットで入れると、事故率が下がります。


3)“連絡体制”がある会社は強い(BtoBではここが評価される)⚡

近隣対応は、実は施工よりも**「連絡」と「初動」**が命です。
当社では、近隣から連絡が入った場合の流れを標準化しています。

✅当社の基本フロー(即止め・即共有・即再発防止)

1)一次対応:その場で状況確認(必要なら作業一時停止)
2)元請け様へ即共有:内容・場所・相手・時刻を伝達
3)原因と対策を記録:再発の芽を残さない ️
4)現場内で徹底:次の作業前にルール化・周知 ‍♂️

BtoBで本当に効くのは「トラブルゼロ」より“対応力”

現実には、ゼロにできない要素があります。
だから評価されるのは、
止める判断が速い
説明ができる
元請け様に先に情報が上がる
同じことを繰り返さない
この運用力です。


クレームを“工程停止”にしないためのコツ(現場で効くやつ)

  • 騒音が大きい作業は時間帯を選ぶ(朝イチ・夕方は避ける等)⏰

  • 振動作業は“連続しない”(休みを入れて様子を見る)

  • 風が強い日は粉じん対策を強化(散水増・作業方法変更)️

  • 近隣の生活導線を塞がない(車両誘導・歩行者優先)

  • 「今日はここがピークです」を先に言う(説明があるだけで火種が減る)➡️


まとめ:近隣対応は“解体の品質”そのもの ️✨

解体は完成品が見えにくい工事です。
でも近隣対応は、結果がはっきり出ます。

元請け様が安心して任せられる解体会社は、
現場を止めない会社
火種を先に潰す会社
起きたら即動ける会社
です。

当社は施工と同じレベルで近隣対応を設計し、
工程と信用を守る解体を提供します。

近接・繁華街・交通量多めなど、シビアな現場ほどご相談ください

Dマイルスのよもやま話~11~

皆さんこんにちは

株式会社Dマイルスの更新担当の中西です

元請け・工務店が本当に助かる「解体工事の段取り」──工程が崩れない現場の作り方 ️

解体工事は「壊すだけ」と見られがちですが、BtoB現場での解体は“段取りの精度”が勝負です。
工務店様・ゼネコン様・不動産会社様にとって、解体は新築・改修・造成など次工程の入口
ここが乱れると、後工程がズレ込み、職人さんが入れず、手配が崩れ、最終的に**現場全体が“炎上”**します

だからこそ当社は、BtoB案件ほど「工程を崩さないための準備」を最優先にしています。
今回は、元請け様が本当に助かる“段取りの作り方”を、現場目線で分かりやすくまとめます ✅


解体が「工程のボトルネック」になりやすい理由

解体は、工種としては最初に入りやすい反面、実は…

  • 近隣対応(騒音・粉じん・車両)

  • 行政対応(届出・道路使用・産廃)

  • 予期せぬ障害(地中・残置・構造差)

  • 他工種への引き渡し条件(基礎撤去範囲・整地)

など、“壊す作業以外”が多いのが特徴です。
つまり、段取りが甘いと止まるのは早い。
そして止まると、現場は連鎖的に詰まる。これがBtoB解体の怖さです。


当社がBtoB案件で重視している3つの軸

1)着工前の「情報整理」で8割決まる ✅

解体は、建物の構造・立地・周辺状況で難易度が激変します。
だから当社は、着工前にまず “現場情報を整える” ことから入ります。

✅最低限揃えたい情報(これがないと後で詰まります)

  • 建物種別(木造/S造/RC造)・階数・築年数

  • 隣接距離(片側近接・三方近接)・道路幅・搬出ルート

  • 電気/ガス/水道の停止・撤去の手配状況(だれが・いつ)⚡

  • 地中埋設の可能性(浄化槽・基礎・杭・残置物・井戸など)️

  • 近隣配慮事項(学校・店舗・病院・交通量・苦情履歴)

  • 既存図面の有無(配置図・平面図・構造図)

  • アスベスト等の調査状況(調査済み/未実施/要追加)

ここが整理できていないと、着工後に…

  • 追加費用が発生

  • 工程延長が発生

  • 近隣クレームが発生

  • 現場が止まって“手配が崩壊”

につながりやすい。
BtoBの現場ほど、この“最初の整地”が効きます。


2)工程表に載りにくい「見えない作業」を先に潰す

解体工程は、重機で壊す作業だけではありません。
むしろ現場を止める原因は、工程表に書かれにくい“周辺作業”が多いです。

✅解体前に詰めておくべき「周辺作業」

  • 仮設養生(防音パネル・防炎シート)️

  • 粉じん対策(散水計画、風向き、搬出時の飛散)

  • 車両計画(出入り口、誘導員、時間帯制限、駐停車)

  • 産廃の分別ルール(元請けルール・自治体・現場ごとの運用)️

  • マニフェスト運用の確認(紙/電子・提出タイミング・管理者)

  • 搬出計画(台数、時間、受入先、混雑時の逃げ)

  • 重機配置・積込スペース(現場内動線の確保)

  • 近隣掲示・挨拶(どこまで・誰が・どのタイミングで)

この辺りが抜けると、現場はこうなります
「壊せるのに、搬出できない」
「産廃が溜まって動けない」
「養生が間に合わずクレームが来る」

当社では、これらを 着工前にチェックリスト化し、元請け様と共有します。
「ここを先に潰しておいたから、現場が止まらない」
この状態を作るのがBtoB解体の価値です。


3)“次工程を見て壊す”──引き渡し品質の考え方 ✨

BtoBの解体は、ただ撤去できればOKではありません。
次に入る職種がスムーズに入れる状態にすることが目的です。

✅次工程が困る「あるある」を先に潰す

  • 整地の仕上がり(レベル・ガラの残り・水たまり)

  • 既存基礎の撤去範囲の合意(残す/撤去するの境界)

  • 埋戻し材の指定(再生材OK?山砂?転圧の要否?)⛏️

  • 境界際の扱い(越境物・ブロック・擁壁・樹木)

  • 乗り入れ・仮設道路の扱い(次工程用に残すか)️

  • 地盤改良・杭工事の前提(障害物が残っていないか)

ここが曖昧だと、後から必ず出ます
「聞いてない」
「想定と違う」
「追加でやって」

解体は“最初の工種”だからこそ、引き渡し品質=現場全体の空気になります。
当社は、次工程の目線で「どこまでを解体の成果物にするか」を明確にし、ズレを作りません。


元請け様が助かる「段取りの型」(当社の進め方)

✅STEP1:事前ヒアリング(情報の棚卸し)

  • 建物情報、周辺条件、停止手配、引き渡し条件を整理

✅STEP2:現地確認(“詰まるポイント”の先読み)

  • 搬出ルート・近隣・重機配置・地中リスクをチェック

✅STEP3:段取り共有(工程が崩れない形に整える)️

  • 仮設・搬出・分別・近隣対応をまとめて共有

✅STEP4:着工〜進捗共有(途中で迷子にしない)

  • 変更点・発見事項を早めに報告し、判断を前倒し

✅STEP5:引き渡し(次工程が入りやすい状態で渡す)✨

  • レベル感・撤去範囲・仕上がりを確認して完了


まとめ:解体は「現場の空気」を作る仕事 ️

解体がうまくいく現場は、その後の工事も進みやすいです。
逆に、解体で近隣トラブルや工程遅れが出ると…

  • 後工程の職人さんが入りにくい

  • 現場の雰囲気が悪くなる

  • 監督さんの負担が増える

  • 全体工程が詰まる

という悪循環になりがちです。

当社では、BtoB案件こそ
工程を崩さない段取り
引き渡し品質
情報共有
を徹底し、元請け様の現場管理負担を減らす解体を心がけています。

案件規模を問わず、まずは現地状況を踏まえて最適な段取りをご提案します。
**「工程を止めない解体」**が必要なときは、お気軽にご相談ください